宮仕えを辞めた理由(2)

続き

寿命

人間の寿命が延びてている。人生100年時代とかって言われるけど、みんなどう考えているんだろうか。昭和のように、定年が55とか60で、70とかでこの天寿を全うできればいい。でも、80歳90歳100歳まで生きるとなると、それだけ老後資金が必要になってくる。これはつまり、働かなければならない(=稼がなければならない)期間が延びたということだ。もちろんこれを、今書いたように、「must(働かなければならない)」と捉えるか「can(働くことができる)」と捉えるかは人それぞれだ。

働く以外の対策をあるかもしれない。

①老後はおカネを使わず省エネで暮らす
 別に贅沢に興味はないが、四六時中節約のことを考えて、食べたいものを我慢したりして暮らすのはイヤなので、これは不採用…。

②老後資金を貯める
 今を犠牲にして、老後資金を貯めるという考え方もある。まぁこれが一般的なんだろうけど、必要以上に今を犠牲にするってのもねぇ…。若いときの時間を犠牲にして、老いてからの生活を維持するっていう発想は、なんというか、何のために『生』だったのか分からなくなる気がする…。

③稼ぎ続ける
 最初に書いたもの。定年後も働き続ける。あるいは、定年のない働き方を選ぶ。これはわりといい。カシワ的には、別に身体と脳が元気に動いてくれてさえいれば、いつまでだっで働いたっていい。働くのは嫌いじゃない。むしろ、好きだったりする。ただ・・・、くだらない仕事はしたくないと思う。組織の中にいると、本当にくだらない仕事があったりする。ブルシットジョブってやつ。40過ぎて、ブルシットジョブとか、もう無理だよ…。時間て命。あとは、60過ぎて、30代と肩を並べて働くのもきついと思った。既に職場はそういう環境だけど、意思決定に関わる仕事をしている人は60過ぎて、組織の中にいてもいいかもしれないが、管理職でもない、実務担当者の嘱託で60とかはきついんじゃないかと思う。もちろんそういうのに抵抗ない人はよい。でも、60なったら、60の仕事をやっていたいと、カシワはそう思う。70なって、前の仕事をやっているのが想像できなかった。

ってことを考えたとき、前の会社にいるという選択肢はなかった…。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 続き気になっていたので・・・待ってましたー!!

    サラリーマンって意識しないと毎日同じことの繰り返しだって事の感覚がマヒしてしまうんですよね。。。
    年を重ねてから、私はまだまだ働く事が出来る!働く術を知ってるって思える人生が送れたら天寿を全う出来そう。

    いや~~~私もそんなおばあちゃんになりたい!

    次回作も楽しみにしてます。

    • カワウソさん、コメントありがとうございます。
      そう、勤めていると、毎日同じことの繰り返しになりがちですよねぇ。
      現代を生きる人は、人類史上経験のない長寿社会に生きてるわけなので、モデルがない、年齢を重ねてからの生き方、働き方の…。
      とりあえず、歳をとっても元気に働き、社会と関わっていけたら、それは一つのモデルかもしれませんね。

  • 昭和から令和になり人生100年時代になった今は、一般的なサラリーマンも
    「老後資金を貯める」から「稼ぎ続ける」という発想の転換ができないと
    環境に適応できない種が絶滅していったのと同じような結末を迎えるであろうことは
    ちょっと想像力を働かせればわかることだと思います。
    そして、それが想像できたのであれば、何らかの行動を起こすしかない。
    会社を辞めて次のステージに移るのも1つ手だし、
    会社を利用しながら次の準備を着々と進めるのも1つの手。
    いづれにしても、行動した人だけが生き残れる時代になってきていると、ブログを読んで感じました。

    • そうなんですよ、ちょっと想像力を働かせれば分かることだと思うんですが…。
      その割に、変化に対応しようとしている人は、多くはないように感じる。
      みんな実はすげー貯金あるのか、あるいは既に隠れて副業してるとかなのか…。
      会社が複業認めてくれるのが、サラリーマンにとっては一番良いんですけどねー。

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